ザリガニさんかわいそう
- 公開日
- 2025/10/16
- 更新日
- 2025/10/16
今日の出来事
学級で飼育していたザリガニがひっくり返って動かなくなっていました。
担任が小さな箱に入れて置いておくと、じっと見ている子がいました。
「ザリガニさん、動かなくなっちゃったの。死んじゃったみたい」と伝えると「かわいそう」とポツリ。
「お花とか飾ってお別れしようか」と言うと、「うん」と頷いていました。
学級のみんなにザリガニが死んでしまったことを伝えると、「ごはんいっぱいあげたら元気になるんじゃないかな」「病院に連れて行ってあげたら?」等と言う子もいました。
土に埋めてあげると土に返って、草や花や違う命になるかもしれないことを伝えると、みんなで農園に埋めに行きました。
手を合わせてありがとうって伝えるんだよと言うと「一緒に遊んでくれてありがとう」と自分なりに考えた言葉を言ってお花を添えてお別れをしていました。
みんなでザリガニとお花の塗り絵もして「ザリガニさんありがとう」の気持ちを大切にしました。
「ぞう組さんの水族館をことり組にも作りたい」と言うAさん。
「どうしたら作れるかね」と返事をしたところ、「そうだ。ぞう組さんにお願いしてみよう」と思いついたようで、一人でぞう組の子供たちと先生に「水族館が作りたいの」と一生懸命説明していました。
しばらくして小さな段ボールの水族館と、魚のイラストを作ってもらってうれしそうに帰ってきました。
やりたいことを自分で実現する方法の他に、周囲の人に上手に頼ってお願いすることで実現する方法もあることを実感しました。
どちらの力も大切です。
台東区立根岸幼稚園 3歳児 ことり組