図工・版画いろいろ
- 公開日
- 2021/02/15
- 更新日
- 2021/02/15
専科の先生より
以前、5年生の木版画『つなガ〜ルド』を紹介しました。
木版画は、彫刻刀を使って木の板を彫り、版をつくって印刷します。彫刻刀をつかった学習は4年生から取り組んでいます。
1〜3年生は、板を彫る以外の方法で版をつくり、版画に取り組んでいます。
写真左は、2年生の『型紙版画』で型をうつしている様子です。
クリアシートを切り抜いてつくった『型紙』を紙の上に置き、ずれないように気を付けてローラーで色をつけます。色の組み合わせや形の配置を楽しみながら、版をうつしていきます。
写真中央は、3年生の『紙版画(コラージュ版画)』で、版をつくっている様子です。
画用紙を形に切り、うつしたいパーツを切って貼って版をつくります。画用紙だけでなく、でこぼこの模様があるもの(波段ボール、レース、エンボス紙など)や毛糸などを切って貼っています。版にローラーでインクを付け、紙にうつしていきます。版自体は大きくないので、同じ紙に何回も版をうつします。
写真右は、4年生の『木版画』の印刷の様子です。
彫刻刀で板を彫り、版をつくって刷ります。版を彫る前の板にインクを自由につけて刷った紙に、出来上がった版を重ねて刷っていますので、下の色との組み合わせも楽しい作品です。
このように、毎年、内容を少しずつ発展させて版画を楽しんでいます。版画は、印刷したものをめくる(絵が出てくる)瞬間がたまらない活動です。お子様が作品を持ち帰って際には、ぜひ、絵が現れた瞬間の気持ちを聞いてみてください。