第1学期(第14週):4日目です!その6
- 公開日
- 2022/07/07
- 更新日
- 2022/07/07
できごと
■7月7日(木)
3階、2年生の教室です。
こちらは「英語」。ビンゴのプリントに登場した単語について、ペアになって互いに出し合って確認しています。
2年生にもなると、結構難しい単語がたくさん出てきますね。
隣の教室では「国語」
扱っている教材は、向田邦子さんの「字のない葉書」。そして、この時間の目標は「表現に着目して、父親の人柄や心情について読み取ろう」です。
『終戦の年、下の妹が甲府へ学童疎開することになりました。
母は肌着を縫い、父はたくさんの葉書を用意します。
元気な日は○を書いて、毎日1枚ずつポストに入れるというのが約束でした。
父は自分の宛名だけをそこに書いたのです。
妹は、まだ字が書けませんでした。
最初は大きな赤い○だったのです。しかし、それが小さな黒い○になり、さらに×に変わるようになりました。
やがてその葉書も来なくなります。
母が迎えに行くと、妹は百日咳を患い、しらみだらけの頭で狭い部屋に寝かされていたのです。
帰ってくる妹を喜ばせようと、私と弟は家庭菜園のかぼちゃを全て収穫します。小さいのをもぎとると普段は叱る父も、その時は何も言いませんでした。
妹が帰った日、父は裸足で家を飛び出します。
痩せた娘の肩を抱き、大声を上げて泣いたのです。
大人の男が声を立てて泣くのを私は初めて見ます。
それから30年が過ぎ、父は亡くなり、妹が当時の父と同じ年齢になりました。
あれ以来、字のない葉書を1度も見ていません。』
いかがですか?心の中に何か温かなものが広がりませんか・・・?