日々の様子

大正幼稚園・千束幼稚園・金竜幼稚園 5歳児交流

公開日
2024/09/26
更新日
2024/09/26

金竜ニュース

 大正幼稚園と千束幼稚園と金竜幼稚園は、同じ教育方針を持つ、台東区立幼稚園の仲間です。そして3園は互いに近くにある幼稚園です。
 9月24日に、金竜幼稚園で3園の5歳児が集まって交流をしました。金竜の5歳児ぞう組は、約束の時間になると、そわそわしながらみんなで荷物を置くためのゴザを準備しました。準備ができた頃、「大正幼稚園、千束幼稚園のお友達が到着したよ!」の声に、さーっと園庭に出て行って、口々に「こんにちわ!」とお迎えをしていました。

 同じ5歳児の他園のお友達と関わることは初めてのぞう組です。3園とも初めは緊張気味でしたが、みんなで手をつないで輪になって園紹介をし、ビオトープの生き物の写真を食い入るように見て、最後にペアをつくってビオトープで動き出すと、どの子も、どんどん楽しそうな表情に変わっていきました。

 金竜幼稚園の子が「こっちだよ!」と声をかけると、大正幼稚園や千束幼稚園の子が一生懸命ジャングルのような茂みをくぐってついていきます。土にいたダンゴムシをじっと並んで見つめている二人、手をつないで「私たち、チョウチョを探しているの」と教えてくれた二人、小さな窪みをエイっと飛び越えていく二人。時に「あれ、どこいった??」と互いに迷子になるけれど、ちゃんと相手を探していました。会って1時間弱で、すっかり友達になって、二人で「こうしよう」と一緒に動いていた子供たちに、先生たちはびっくり、そして、頼もしさを感じました。

 その後、一緒にお弁当を食べ、みんなでワイワイじゃんけん列車をして、あっという間に2時間半が経ちました。帰る頃にはみんな別れが惜しくなり、帰っていくお友達を園門からいつまでも見送り続ける、ぞう組の子供たちでした。

 子供たちの世界は、入園と同時に家庭から幼稚園に広がります。そこで先生や友達が大好きになり、家庭の外の人にも信頼感をもつようになります。5歳児になると幼稚園のさらに外側の社会へつながっていきます。
 この日、3園の子供たち一人一人の世界が、また広がりました。初めて出会った子とも仲良くなれる力が、ちゃんと育まれています。

 大正幼稚園、千束幼稚園の皆さん、来てくださってありがとうございました!子供も先生たちも楽しい1日となりました。小学生になるまでの間に、また交流しましょうね!