お店屋さんを開く中で学ぶこと
- 公開日
- 2020/10/16
- 更新日
- 2020/10/16
金竜ニュース
10月16日
幼稚園では、様々なごっこ遊びが生まれています。
今りす組では、おうちや病院、うさぎ組ではレストラン、ぞう組では飛行機や釣りなど、楽しい遊びが展開しています。
ぞう組の飛行機は、搭乗前に非接触型の体温計で熱をはかったり、消毒をしたりします。
まわりの生活を取り入れているところがさすがです。
さて、今日もぞう組のバッグ屋さんやうさぎ組のお花屋さんがオープンしました。
売るものの準備ができると、次はお店作り。
お客さんが来やすい場所や向き、見やすい高さなどを考えながら、積み木などを使ってお店を作っていました。
まわりの遊びとぶつからないようにすることも大切です。
そして、お客さんがたくさん来るように、呼び込みにもいきます。
お客さんがやってくると、「こちらはいかがですか?」「〇円です」「ありがとうございました」などと、お店の人として様々な対応をします。
どんどん売れるので、品物も足りなくなります。
次々と作って補充もします。
お客さんにお金をもらうので、お金の管理もします。
(だいたいは、おつりをくれます)
うまくまわるときもあれば、商品が足りないのにお客さんを呼び込んでしまって「あ!ない!」ということもあります。
お客さんが来てくれても、なんといえばいいかわからず困ってしまうこともあります。
この、「どうしよう」が大きな学びになっていきます。
経験を重ねていく中で、必要なことに気付いたり、人との関わり方を学んだりして、より楽しい遊びになっていく様子が見られます。
「お客」として関わる方も、お金を自分で作る、ほしいものを伝えるなど、作ったり、人と関わったりする力をつけています。
明日はどんな遊びになるかな。と、教員も翌日を楽しみにしながら、必要なものを準備しています。
同じようで、毎回違う「お店屋さん」です。
今日は、「園長先生、私が買ってあげるわね」とお花を買ってくれたうさぎ組さんがいました。
そのやりとりもきっと、ふだんの生活の中でおうちの人とそのように関わっているのだろうなと想像し、ほほえましく思いました。