友達と関わる中で
- 公開日
- 2021/06/04
- 更新日
- 2021/06/04
金竜ニュース
6月4日
りす組さんの部屋では、「やりたい」「だめ」と言い争う姿が増えてきました。
たとえば、「ここは自分しか通れない」「この遊具を今、使いたい」など、1人1人のやりたいことがはっきりしてきたこと、ものをたくさん使いたいことから起きるトラブル場面です。
どうするのか様子を見ていると、「違う場所だったらやってもいい」「そのブロックを置いてきたらやってもいい」など、自分なりに折り合いをつけている姿が見られました。
自分なりに納得できるラインを見付ける経験(折り合いをつけること)を積み重ねていくことが人間関係の育ちにつながっていきます。
教師が仲介しなくても相手が使いたいことを感じ取って遊具を分けてあげる姿もあり、4月5月の経験がしっかり生きていることも感じました。
トラブルが育ちにつながっていくよう、よく見て関わっていきたいと思います。
トラブルが増えてはいますが、友達がやっているおもしろそうなことにも敏感なりす組です。
自分のクレパスで洗濯機の絵を描く、アジサイのスタンプ遊びをする、など、「私もやる」「僕もやりたい」と集まってきています。
このような経験を経て、うさぎ組、ぞう組になるとさらに人間関係が広がり、深まっていきます。
今日、ぞう組ではボールを使ったゲームをする前に、2人組でキャッチボールをしました。
力強く投げられるようになってきているぞう組です。
みんなの前でその姿を紹介したときに、Aさんの投げたボールの勢いが強く、Bさんは受け止め損ねてしまいました。
すると、Aさんは今度は少し力を加減して投げたのです。
相手が取りやすいように、と考えたのでしょう。
Bさんも今度はキャッチすることができ、うれしそうでした。
見ていたぞう組も拍手をしてくれました。
様々な場面で相手のことを考えられる幼児を育てていきたいと思っています。
今日は6月4日、虫歯予防デーとして、各学級で歯磨き指導もしました。