見守りロボット
- 公開日
- 2025/09/12
- 更新日
- 2025/09/12
ようちえんニュース
9月12日
少し前のことですが、さくら組で傘袋を使ったロケット作りを楽しんだ日のことです。
担任はロケットを作れるように、と傘袋を用意しましたが、ロケットを作る他にもスポーツチャンバラの剣にして戦いをする子供たちも現れました。
戦いたい相手同士ならよかったのですが、家を作ったりごはんを作ったりしている人たちからは苦情の嵐。
しかも実際戦うと、自分たちもちょっと怖い。
そこで段ボールで戦う相手を作ろうということになりました。
段ボールを積み重ね、牛乳パックを腕にすると、ガムテープで顔を作ることを思いつきました。
顔ができると飾りをつけたくなり、リボンもつきました。
「警察にしよう」と、最初は警察だったこのロボット、しだいに泥棒役になっていました。
ちょうど武器を持っていたうめ組も興味津々。
一緒に戦いながら遊んでいるうちに、ロボットを「充電しよう」と思いついていました。
ふだん、充電するものをよく見ているのでしょう。
「細く切って」と描いた線を切るように教師に言って、差し込み口を作ると、そこにケーブルに見立てた牛乳パックを差しました。
だんだん充電の装置を作ることが楽しくなってきて、「見守りロボットにしよう」と新たなイメージで遊びが続いていきました。
身近な素材を使って、知っていることを生かしながら遊ぶ姿がとてもおもしろかったです。
またこの姿がうめ組にはとても魅力的で、自分のロボット(お料理を運ぶロボット)を作ろうとする姿にもつながりました。
このように、子供たちには、イメージしたものを実現していく楽しさを十分に味わってほしいと思っています。