地域の皆様と共にこの盆踊り大会では、子供たちが大活躍します。盆踊りを盛り上げる太鼓を叩いているのは、1年生から6年生までの小学生なのです。太鼓に参加した子供たちは、2週間、本校の体育館に集まって練習をしました。子供たちに太鼓の叩き方をとても丁寧に、そして熱心に指導してくださるのは青年部のみなさんです。ほとんどの方が富士小学校の卒業生。皆さん、小学校のときには先輩から教わって、太鼓を叩いていたんですね。このように浅草の伝統が代々引き継がれているのですね。今の小学生のうち何人かは、数年後に教える側になるのかと思うと、うれしくなります。 さて、コロナ禍で盆おどり大会を開催するまでは、青年部をはじめ町会の皆様のご苦労があったことと拝察します。太鼓の練習も密を避けるために2部に分けて指導し、大会も以前は2日間にかけて実施したものを1日に短縮するなど、様々な感染対策をしてくださいました。皆様のご尽力に感謝申し上げます。 太鼓を叩いている子供たちは、みな自信にあふれ、精いっぱい自分を表現していました。また、浅草という郷土を愛する心も育っています。『郷土愛』は学校でも道徳の時間に学びますが、それだけで育まれるものではありません。地域での行事などの体験をとおして育っていきます。これからも本校は、地域と力を合わせて子供を育ててまいります。 |
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