令和2年6月1日、2日 入学式なかなか学校に来るこができなくて大変でしたね。今、元気にこの体育館に入ってくるみなさんの姿を見て、さすが忍岡小学校の一年生だと思いました。制服がとてもよく似合っていますね。 さて、この袋の中には、何が入っているでしょう?じゃーん、パンダさんです。忍岡小学校は上野動物園に一番近い小学校です。パンダの森も新しくなって早く動物園に行きたいのですが、残念ながらまだ入れません。でもできるだけ早くにいろんな動物に会いにいきたいと思います。「パンダさん、小学校で大事なことってなあに?」そうですね、「あいさつ」です。「おはようございます」、「こんにちは」、残念ながらマスクをつけているのであまり大きな声は出せませんが、先生やお友達とあった時は、きちんと挨拶するようにしましょう。 あれ、まだ何か袋の中にいますね、あっハシビロコウです。上野動物園の西園に入るとすぐの所にいます。ハシビロコウは鳥の仲間ですがあまり動かない鳥で有名です。とても可愛らしい目をしていて、じっと見ているとだんだんちょっと動く様子がわかります。周りの様子をよく見ているのですね。ハシビロコウも一生懸命生きています。みなさんも周りの様子をしっかり見て、とくに先生のお話をよく聞いてください。コロナウイルスの感染拡大予防のため、まだなかなか思うような生活を送ることができません。でも一日一日を大切に歩んでいきましょう。 一年生のみなさん、「あいさつをしっかり言う」「先生のお話をよく聞く」この二つのことをぜひ心がけてください。コロナウイルスの収束がみられたら、みなさんのお父さんやお母さんも呼んで一緒にもう一度入学式を行う予定です。その時、また聞きますのでぜひ、挨拶とお話を聞くことをこころがけて毎日がんばってください。元気に明後日また来てくださいね。 これで校長先生の話を終わります。 分散登校はじまりました。
いよいよ本日から分散登校が始まりました。雨の中での登校となりましたが、元気な姿が見られました。
始業式
始業式は雨のため放送で行われました。子供たちは各教室できちんと校長先生のお話を聞いていました。
入学式 1
待ちに待った入学式が行われました。1人1人が堂々とした姿で入場し、立派な態度で式に参加していました。担任の先生の自己紹介を聞いて、反応する姿がとてもかわいらしかったです。
入学式 2
校長先生からは上野動物園のお話もありました。
土居 前上野動物園園長(現 パンダ保護協会会長)から野生のジャイアントパンダは、生まれてから三か月くらいになると、歩いたり、木に登ったりすることができるようになってきます。そして、こうした遊びのような行動をすることを通して、周囲の環境について学んでいくのです。半年も経つと、木の上で動いたり休んだりして地表での敵に襲われるような危険を避けるようになります。でも時々、木からおりて、母乳を飲み、母親と遊んで木の上に戻るような生活をします。木の上では、じっとしているだけではありません。舌を出したり、手をなめたりもします。写真は、中国のジャイアントパンダ保護研究センターで撮影したものです。これからも、アクロバットのような器用な動きをしていることに気がつくでしょう。なぜだかは分かりませんが、いろいろな姿勢をとることを自発的に行っているのは間違いありません。 生き物は、自分たちが生活している環境のなかで生きて行くために、いろいろな行動をとります。木の上のジャイアントパンダの子どもは、そこに座っているだけでなく、さまざまな動きをすることで、結果としてバランスのとり方や運動能力などを高めています。人間にとっても、体を動かすと同時に頭を使うことは非常に大切です。どんな場所であっても、工夫次第で何かしら良いことができるということを、ジャイアントパンダは教えてくれているのではないでしょうか。 予想もしなかった中にあっても、自分なりの工夫をして、楽しく前に進んでいきましょう。 日本パンダ保護協会会長、東京都立大学客員教授 (前上野動物園園長) 土居利光 お家でラグビー! |
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