学校日記

思考を整理するために〜3年国語〜

公開日
2023/09/21
更新日
2023/09/21

できごと

3年生国語「山小屋で三日間すごすなら」の学習の様子です。「対話」を練習するための学習です。今回は3名で対話する場を設定しました。

まず、山小屋で三日間過ごすなら何をしたいか「考えを広げる」ことから始めます。友達が3人集まれば、それはいろいろなアイディアが生まれます。アイディアは付箋一枚に1つ書き込んで、画用紙に貼りだしていきます。例えば「川遊び」「虫探し」「星空観察」などです。

続いて「考えをまとめる」学習です。山小屋には食糧や水筒以外に5つまで物を持って行ってよいことになっています。上記のやりたいことそれぞれに対して、持ち物を出し合っていきます。これも付箋一枚に1つ書き込んで、画用紙に貼ります。例えば「バケツ」「虫かご」「星座早見」などです。

このようなプロセスを通して、考えを整理することの大切さや、今は考えを広げる場面なのかまとめる場面なのか意識することの大切さを学んでいきます。

私が観察していてとてもよいなと思ったことは、付箋を使っていることです。話し合いながら考えを整理する時に、付箋がとても役立つからです。そして付箋は小学生にも簡単に扱える思考ツールであるからです。実際に3年生の子供たちは、多くの考えを出し合い、持ち物についても効率的に決めることができました。

ICT機器の活用が奨励されていますが、基本的なことはアナログ的な手作業でやることから身に付けていくとよいなと思ったわけです。