1学年対象「難聴理解授業」を実施
- 公開日
- 2026/05/27
- 更新日
- 2026/05/27
1年生
1学年を対象に「難聴理解授業」が行いました。
「聞こえにくい」ということを正しく理解し、様々な仲間と一緒に生活するためのヒントを学ぶ時間となりました。
本校には難聴通級指導学級があり、校内だけでなく、他地区から放課後に通う生徒も在籍しています。今回の授業は、同じ学校で過ごす仲間として、難聴についての理解を深めてほしいという思いから実施しました。
まずは、難聴通級指導学級の教室の紹介からです。重い防音扉、二重サッシ、音を吸収する壁、床のカーペット、光で知らせる警報器など、音の環境に配慮した様々な工夫を学びました。「なぜこんな設計になっているのか」を考えながら見ることで、生徒たちは聞こえにくい人の生活環境への理解を深めていました。
また、難聴とはどのような状態なのかを具体的な場面を通して説明がありました。声の大きさ・距離・人数・周囲の騒音・話題の把握など、聞こえやすい状況と聞こえにくい状況を対比しながら説明がありました。また、人工内耳の聞こえ方のシミュレーションも体験し、「はっきり・ゆっくり話すことがいかに大切か」を実感していました。
さらに、医療モデルと社会モデルの考え方についても学びました。補聴器や人工内耳といった医療的なサポートに加え、手話通訳・要約筆記・筆談ボード・対話支援システムなど、社会的な工夫によって「聞こえにくさ」をカバーできることを紹介がありました。
2025年に東京で開催されたデフリンピックも話題に取り上げ、スポーツの場での社会モデルについても考えました。
授業の後半は、3つのアクティビティで「声なしのコミュニケーション」を体験しました。授業を通じて、生徒たちは話を真剣に聞き、アクティビティでは楽しみながら学ぶ姿が見られました。日常でできる小さな支援を知るきっかけになったと思います。