「お能であ、そ、ぼ!」
- 公開日
- 2023/11/21
- 更新日
- 2023/11/21
金竜ニュース
11月20日、ぞう組が能楽の体験をしました。
台東区の学びのキャンパスプランニング事業のひとつで、
近隣にいらっしゃる先生に間近で舞っていただいたり、謡、
舞、大鼓の体験を全員がさせてもらったりと盛りだくさんの90分でした。
初めにDVDで「土蜘蛛」の舞台の一部を鑑賞しました。
蜘蛛役など、情報を伏せて見たところ、投げられた蜘蛛の糸を見て、「蜘蛛みたい!」と感じとっているところがすごかったです。
その後、実際に舞っていただきました。
おそらく初めて見るぞう組さんが多かったと思います。
それまで話していたのとは違う発声、動きに最初はびっくりしていましたが、大鼓を見て
「前のぞう組がやってたのだ!」
(お囃子を見たときのことを覚えていました)
と話したり、扇の動きをまねしたり、
「おもしろい!」
と言いながら見ていました。
能面クイズでは
般若は男か女か?
女面と男面はどこが違うか?
動物の面は、なんの動物になるときにつけるか?
子供たちは積極的に手を挙げて答えていました。
かぶってみたい、というぞう組さんもいました。
さて、いよいよ体験です。
謡は難しいかと思っていましたが、先生のリードと
「元気な声でとってもいいよ」のお褒めの言葉に、
うれしそうに謡っていました。
舞は扇の持ち方から教わりました。
先生を見ながら、何回かするうちに足どりや手の動きを覚えていくところもすごかったです。
大鼓は、固いので
「手が痛い!」
と言いながら、「ほっ」と小さく、「よぉっ」と大きく打っていました。
すべての体験が終わってから、最後にもう一度舞を見せていただきました。
最初に見たときとは、きっと見方が変わっていたことでしょう。
最後にサプライズで蜘蛛の糸を出してくださり、子供たちは大喜びでした。
うさぎ組やりす組も、途中、音を聞きつけて見に来ていました。
うさぎ組は折り紙で扇を作り、まねして遊ぶ姿もありました。
いつか舞台を見たり、テレビなどで見たりしたときにも、「知ってる!」
「やったこと、あるよ」と興味をふくらませることもあるかもしれません。
とてもいい時間を過ごすことができました。