忍者屋敷の事件
- 公開日
- 2020/07/10
- 更新日
- 2020/07/10
ぞう組ニュース
7月10日
今日もぞう組では忍者屋敷作りが始まりました。
積み木で分かれ道を作ったり、段ボールを乗せて屋根にしたり…真っ暗な“すごい”道ができあがって大喜び。
できあがった道を繰り返し通って遊んでいるうちに、手裏剣を投げる場を作りたくなった忍者たち。
段ボールに得点を書いて、投げて遊んでいたのですが、狭い場所で始めたので、落ちた手裏剣を拾うときに押しあいになり、1人のぞう組さんが離れた場所で静かに泣き出してしまいました。
「Aちゃん、どうしたのかな」と言うと「あ!」という顔をして、そばに寄って「どうした?」「押しちゃったから?ごめんね」と声を掛けるBさん。
ところが、返事がないので、Bさんはおろおろしながら背中に手をあてたり、顔をのぞきこんだりしていました。
それを見ていた仲間も次々と寄っていって、「どうしたの?」「泣いてるの?」「手裏剣ないの?」と心配そうに話を聞いていました。
Aさんは次第に落ち着いてきたのか、友達の声に首を横に振って答えます。
しばらくして「痛いのかな?」と聞いたときに、首が縦に動きました。
「今、首が動いた!」「痛かったんだ!」「大丈夫?」とAさんのことがわかった忍者の仲間。
Aさんも「肩が痛い…」とつぶやきました。
手裏剣の場はもっと広いところに作ることになりました。
さらに「ここにあたると雷に打たれる」など、おもしろい設定もできました。
Aさんも笑顔で戻ってきて、遊びが続いていきました。
遊びの中では、このような“事件”がたくさん起こります。
友達の気持ちを考えること、友達の気持ちに共感すること、言葉にしないと伝わらないこと、安全な場の使い方…たくさんのことを学んでいきます。
1つ解決した後は、ますます遊びが楽しくなっていくことも体全体でわかっていきます。
子供たちの成長につながる、とても大事な場面でした。
忍者たちは一仕事終えて、メニューができたクレープ屋さんで甘いもののお買い物。
遊びと遊びもつながってきています。