本当にめがねがよく似合っていますね。実は、この前の日に、セロテープ芯を２つつけてめがねにしたかったAちゃん。でも、耳にかけられるようにストローでつるを作っても、重くて大きくて落っこちてしまうのです。そこで、先生がゴムで止めるという、よい方法を考えてくれました。さらに、お友達が芯に水性ペンを使ってにじみ絵で色付けをしていたのを見て、自分のメガネに取り入れたのです。出来上がったものは、本当に素敵で、とってもよく似合っていました。自分でもきっと嬉しかったのでしょう、その日も次の日もずっと着けていました。翌日、気の合う友達と一緒にさらにたくさん作りたくなって、和気あいあいと作っていました。夢中になっている表情をしています。

「困った、どうしよう」という場面は、「いいこと考えた！」と工夫して、子供たちに乗り越えていってほしいと願っています。だから私たちは、こどもたちの「こうしたい！」という気持ちが叶うようにアイデアを出したり、サポートしたり、背中を押したりします。乗り越えた子供たちは、「できた！やった！」と満足感や嬉しさを感じ、そのような経験の積み重ねで「私はできるんだ」と自信をつけていきます。それが、試行錯誤する力や考える力、レジリエンス～粘り強さの育ちにもつながっていきます。