金竜幼稚園は今年６０周年を迎えます。１２月１３日には、みんなでお祝いをする予定です。それに先立ち、まずは子供たちに金竜幼稚園の６０年を伝えたいと思い、３歳～５歳合わせて４７人の子供たちみんなでお話を聞く機会を作りました。遊戯室の壁には、これまでの幼稚園さんの写真を飾って、０歳、１０歳、２０歳…５０歳、６０歳と分かるように掲示をしました。子供たちには、「これまでにたくさんの金竜っ子が遊び、卒園していったこと」を伝えたいと考えて、全ての金竜っ子の人数分の子供イラストを用意しました。その数、なんと１５３２人。５０人のかたまりを少しずつ出していって、合計が３１個になったときは、「えーーーーっ！！！」と子供たち。「みんなもここに入っているんだよ」と言うと、ちょっと納得したように見えました。

もう一つ、「昔のお友達も今のみんなもワクワクしながら、いろんな遊びを楽しんでいたこと」を知らせました。過去の卒業アルバムから写真をパワーポイントにして、みんなで大きな画面で一緒に見ていきました。砂場やプール、三社祭ごっこ、鉄棒、巧技台、キングブロック、段ボール製作など、自分たちも知っている遊びをする子供たちがたくさん出てくると、「知ってる！」「やったことある！」という言葉がたくさん聞かれました。その会の後も、５歳児ぞう組は５０年前の卒園アルバムをみんなで一緒に見ていました。

幼児にとって６０年というのは、なかなかピンとこないと思います。でも「金竜幼稚園さんがたくさんの子供を大事に育ててきてくれたこと、ここには昔から楽しいことがたくさんあったこと」は、子供たちはわかってくれたように思います。そんな金竜幼稚園を、もっと好きになってくれたらいいなと思いました。