「聞く、聴く、訊く」を大切にする授業が「きく」という行為には… 「聞く」、「聴く」、「訊く」と、漢字によって意味が変わってきます。 6年生の国語では、今この「きいて」、「考えを深めること」を大切にした学習が進められています。 「聞く」…音や声などが自然に耳に入ってくること 「聴く」…積極的に耳を傾けること 「訊く」…興味のあることを調べたり、相手に尋ねたりすること なるほど、大きく意味が異なります。 「考えを深める」って、どんなとき? 「違う考えを『きいた』とき」 「似ている考えを『きいた』とき」 「質問を受けたり、話し合ったりして、もう一度考えたとき」 この学級では「きいて」、「考えを深める」ために以下のテーマで話し合い活動を行うことになりました。 「学習の記録をするのは、ノートがよいか、パソコンがよいか」 「外遊びと内遊びのどちらがよいか」 「人工知能は現代社会に必要か、必要でないか」 この学級では、どの「きく」の活動になるか楽しみです。 東京教師養成塾生が学んでいます 2昨年度2学期末から大学に通いながら教育実習生 通常は毎週一回、金曜日に実習を行っていますが、今週は5日間の連続実習でした。 毎日一時間、国語の授業を担当しました。 説明文の要旨を読み取る授業で、ベテランの教員でも授業づくりに苦労をする内容です。 月曜日の最初の授業では、子供たちの表情の中に「?」がたくさんありました。何よりも指導をしている実習生自身が「?」になり、大変苦労をしている様子でした。 その日の放課後から指導担当の教員と二人三脚で学習材の研究に励み、火曜日、水曜日と授業が変わっていきました。子供たちの表情も変わり、意見交換が活発に展開されるようになりました。 そしてこの日、実習生が所属する大学と東京教師養成塾からそれぞれの教授、台東区教育委員会から担当者が来校し、研究授業を行いました。 子供たちに発問をする姿、頑張っている姿を称賛する姿、緊張している様子はうかがえましたが、誠実に子供と向き合い、この授業を通して「たくさん考えてほしい、学び合ってほしい」という実習生の強い思いが伝わりました。 「本人は達成感を感じているようです」 担当の指導教員の言葉が表しているように、やるべきことは全てやりきり… 「お先に失礼氏ます!1週間ありがとうございました!」 と学校を後にした実習生の後ろ姿を見送り、成長を感じました。 実習生にとって、きっと一番の「先生」は目の前にいる子供たちなのでしょう。 月曜日の子供たちの「?」な表情から、たくさんのことを学んだのだと思います。 のこりは いくらかな?ひろこさんは、47円もっています。18円のチョコレートを買います。 のこりは いくらですか。 2年生の算数の授業です。 子供たちはこれまで、2位数−2位数で繰り下がりのない問題に取り組んできました。 今日はいつもと様子が違うようです。 47−18 一の位の様子が違います。7から8は引けません。 この問題の答えをどのように求めるか、答えの出し方をどのように説明するか これがこの日の学習のめあてです。 「筆算で答えを求める」 「図を使って答えを求める」 「絵を使って答えを求める」 「答えの求め方を言葉で説明する」 ただ計算をするのではなく、どのように繰り下がりのある2位数−2位数の答えを求めるか? 子供と先生が一緒になって、素敵な45分間が展開されていました。 全員でつくる授業 2一昨日の「全員でつくる授業」の続きを参観しました。 「分からないことを『分からない』と言える」 「友達の『分からない』を『分かる』にしようとする」 「友達の『分からない』が『分かる』になったときに共に喜ぶ」 今日も子供たちのそんな姿を観ることができました。 「?」が「!」に変わるとき、学ぶ喜びを得られることができるのでしょうね。 頼もしい6年生子供たちが下校をすると、学校施設は様々な社会教育団体が使用をしています。 特に体育館はスポーツ活動や講演会などで使われています。 先日、体育館において約100名の教員が集まる講演会が行われました。 講演会の終わりがオープンエンドだったために、パイプ椅子はそれぞれたたんで体育館の隅に積んでいくことになります。 体育館隅に積まれた100脚のパイプ椅子 今はありません。片付けられています。 誰かが片付けてくれたのです。 6年生です。 5人の6年生が、根岸活動時に100脚のパイプ椅子をきれいに片付けてくれたのです。 「6年生なんだから当たり前」 ではなく、貴重な自分の時間を自分以外のために使い、決して簡単ではない作業に対して爽やかな態度で取り組んでくれた6年生に感謝をしたいです。 「またいつでも手伝いますから、言ってください」 さらりと言って教室に戻って行った6年生の頼もしい後ろ姿を観て、なんとも清々しい気持ちになりました。 防犯訓練学校は、なによりも安全でなければなりません。 学校は、安全な環境の中で一人一人の子供が安心して自分の力を最大限に伸ばす場所です。 学校では、「生活安全」、「交通安全」、「災害安全」について日常的に指導を行っています。 この日は(5月の避難訓練は防犯訓練)下谷警察署から警察官を4名招いて、不審人物が学校に侵入したという設定のもとで行われました。 職員室に本部をおき、全教職員が部外者になることなく、それぞれの部署において自身の役割分担を果たし、子供たちの安全を守る行動をとりました。 訓練終了後には下谷警察署の方からもお話を聴きました。真剣な表情で聴いている子供たちの姿が印象的でした。 式根島との交流台東区から約170kmのところに位置する式根島 透明度の高い海や、テレビドラマのロケ地としても知られています。 本校の6年生が昨年度より、式根島の小学生との交流をを続けています。 これまではオンラインによる交流でしたが、いよいよ来週の木曜日に実際に会うことができます。 170kmという距離を感じさせない子供たち同士の交流が、いよいよ対面をもって新しい学びに発展することになります。 今週末、式根島小学校の子供たちが、竹芝桟橋で「島じまん」の催しに出たり、お店のお手伝いをしたりするそうです。 頑張ってくださいね。根岸小学校の6年生と担任の先生たちは応援しています。 創立150周年記念航空写真撮影がありました爽やかな五月晴れの中、子供たちも大人たちも青空の中を飛ぶドローン撮影機に笑顔で手を振り、歓声を送りました。 今年度は本校創立150周年の記念すべき年です。 その記念すべき年に、記念の航空写真の撮影がありました。 根岸小学校の校章の部分を、3年生、4年生、5年生、6年生の子供たちと担任の先生 150の部分を、1年生、2年生の子供たちと担任の先生 専科の先生や事務さんたちは、150の文字の下に1列に並びました。 根岸小学校のみんなでつくった記念の写真です。 この写真は周年記念誌に載るのとともん、クリアファイルになってプレゼントしてもらうことになっています。 完成するのが楽しみですね。 この後は、5/15(月)に全校集合写真、学年集合写真、学級集合写真の撮影 5/30(火)には風船飛ばし(バルーンリリース)控えています。 玄関前や校庭側面、体育館内の横断幕も含め、少しずつ創立150周年を祝う雰囲気が高まってきています。 【速報】創立150周年記念航空写真台東区立根岸小学校創立150周年記念航空写真の撮影風景です。 全員でつくる授業昨日のある学級の授業風景です。 この日の算数では、複合図形の体積を様々な方法を用いて求める内容でした。 これまでに学んだことを生かして、子供たちはたくさんの求め方を紹介し合いました。 授業が終盤にさしかかったとき、あるお子さんが誰も考えが思いつかない方法を発表してくれました。 「はやく、簡単に」とは決して思えない内容で、その場にいる担任の先生も、授業参観をしている教員も頭の中が「?」でいっぱいでした。 そんな中、あるお子さんが 「その考え、分かります!」 と言って、考えを発表したお子さんと2人でその方法や式を一生懸命に説明を始めました。それでもみんな分からなく、 「うーん難しい」 「どうしてそういう式になるの?」 と口々にしていました。 なんとか伝えたい、という気持ちの2人の姿に胸が熱くなるものを感じました。 2人の説明を聴いているみんなの中に、その考え方を図形に表し、黙々と作業をしているお子さんがいました。 「先生、その式の意味が分かりました」 授業後に担任の先生と何人かがそのお子さんのところに集まり説明を聴くと… 「ああ!そういうことか」 「よく思いついたね」 という歓声があがりました。 算数的なことは別にして、この授業を観て、多様な考えがあること、多様な考えを分かろうとすること、友達と一緒になって思いを伝えようとすること、全員で分かり合おうとすること、それらを経て得られる大きな喜び… そういったものを感じました。 この授業の続きが、5/11(木)の1校時にあるようです。 どのような展開になるのか、楽しみです。 東京教師養成塾生が学んでいます昨年度の12月から本校で学んでいる東京教師養成塾生、実習が始まり半年になろうとしています。今年度は5年生の教室を中心に学びを重ねています。 この日で19回の授業実践を重ね、座学による学びも15回を経ました。 座学は、人権教育や安全教育、生活指導や食育、外国語教育やICT教育など各担当者から資料等を提示して講話を行います。 今週の金曜日には、東京都教職員研修センターと所属大学の担当教授、台東区教育委員会の担当者が来校され、授業を参観してもらいます。 日々学び続ける教師は、日々学び続ける子供を育てます。 教育実習今週から4週間、教育実習生が本校で学んでいます。 教育実習は将来教員を目指す人間が大学から派遣され、4週間ほど学校現場で学ぶ制度です。 4年生の教室で毎日頑張っています。 子供たちとの出会いの日…興味津々な子供たちは、実習生にたくさんの質問をしていました。 Q「好きな食べ物と飲み物はなんですか?」 A「今はピザが好きです。ダイエットを気にしつつも週に何度も食べてしまいます。好きな飲み物は、お茶とお水です」 Q「好きな色はなんですか?」 A「ピンクと黒です」(ここでなぜか、子供たちによる「イエーイ」の歓声…きっと好きな色が同じで嬉しかったのでしょう」 Q「趣味はなんですか?」 A「スポーツが好きです」(ここでも子供たちによる「イエーイ」の歓声…きっと休み時間に一緒に遊んでもらえると思って嬉しかったのでしょう」 教育実習生にとっても、子供たちにとっても楽しい思い出と、深い学びがたくさんある4週間でありますように。 祝日の日は祝日の日は、学校前に校旗が掲揚されています。 どなたが?いつも と思われている人もいるかもしれません。 祝日の日にいつも国旗を掲揚してくださる方は、学校の近隣にお住まいの御協力者です。 この方は、本校の元PTA会長であり、現在も毎年5年生が参加をしている生活指導子供会主催のビーチボールバレーの監督さんです。 元日も、大型連休時も、もう35年以上も祝日の日に国旗を掲揚してくださっています。 その間一度も他の方に代理をお願いしたことがありません。 また、祝日だけではなく週休日などに緊急の対応があった場合にもすぐに連絡をしてくださいます。 御本人や御家族の皆様に心より御礼申し上げます。 根岸小学校は様々な方に支えられ、教育活動が行われています。 大きな成長を祈っています現在本校には、3旒(「りゅう」と読むそうです)の鯉のぼりが玄関ホールに飾られています。 これは、1年生が作ってくれたもので83人全員の手形と似顔絵が飾られています。 玄関ホールに飾られているわけですから、根岸小学校に通う全ての子供がそれを観ることになります。そしてこう言います… 「1年生のときにやりました」 9年前に卒業した卒業生も来校の際に… 「やったなぁ」 と懐かしがっていました。 そうです。根岸で学ぶ子は1年生のときにこの体験をしているのです。 夕方などは陽が差し、とてもきれいな表情を見せてくれます。 明日から大型連休です。この3旒(「りゅう」と読むのです)の鯉のぼりは、根岸の子が安全に連休を過ごし、また学校に戻ってくるのを待っています。 初めての調理実習5年生になると、家庭科の学習が始まります。 そしてこの日、子供たちが楽しみにしていた調理実習がありました。 初めての調理実習、その内容は、ガスコンロの安全な使い方を学ぶことと、友達と協力してお茶をいれること、そして後片付けをすることです。 初めてガスコンロに火を点火しているときの緊張した表情 お湯が沸くまでの間のワクワクした表情 お茶をいれているとき、いただいているときの嬉しそうな表情 初めての調理実習は大成功でした。 「熱かったけど、おいしかったです」 「あまり苦くはなかったです」 「今度は家でもお茶をいれてみたいです」 学校で学んだことが、実生活の中で生きる… 学ぶ喜びというのは、こういったときに感じられるのかと思います。 御自宅でもぜひチャレンジしてみてくださいね。 「安全」、「清けつ」、「協力」が調理実習の心構えです。 この後2年間も多くの知識、そして技能を実習を通して学び、日常の生活をよりよくしようと工夫していく力を身に付けていってほしいと思います。 自転車安全講習安全な自転車の運転のために、この日3年生を対象とした自転車安全講習が開催されました。 3年生は4クラスあるために、2クラスずつに分かれて校庭で実際に安全な運転の仕方を実地を通して学びました。教室でも事故の怖さなどについて学び、安全への心構えを整えました。 「ブタはしゃべる」 …何のことだかお分かりになりますでしょうか? ブ ブレーキの確認 タ タイヤの確認 は ハンドルの確認 しゃ 車体の確認 べる ベルの確認 子供だけではなく、大人も気を付けて自転車を運転できるとよいですね。 また、4月からはヘルメットの着用も努力義務として位置付けられました。 事故等を起こさず、巻き込まれず、自転車を安全する際には十分に気を付けましょう。 応援団・リレー練習が始まりました5月に入りました。 今月末には運動会が挙行されます。 学校では本日より運動会練習特別時間割となりました。 同時に、応援団の結団式、リレーの練習開きが行われました。 これから1ヶ月、安全に気を付けて練習や準備に取り組んでもらいたいと思います。 体育着の洗濯や、たすきやはちまき、ビブスの管理など保護者の皆様には様々御協力いただきます。 どうぞよろしくお願いいたします。 離任式がありました令和4年度末まで本校勤務、令和5年度より他校において勤務をしている 退職をした教員を招いて離任式が行われました。 心のこもったお手紙を受け取った教員たちは本当に嬉しそうで、感激している様子でした。 「根岸小の子供たちは素晴らしい」 「いつまでも忘れません」 子供も大人もみんな笑顔 時々 涙 のあたたかい一日でした。 「ひとみ」学習本校では、平成28年より「授業スタンダード」を取り入れた授業展開をしています。 これは、どの学年でも、どの学級でも、誰でもが授業で取り入れる約束事です。 その中で、「授業5(ダイブ)」というものがあります。 これは… 1 めあてを示す。 2 ひとりで考える時間を確保する。 3 ともだちと考える時間を確保する。 4 みんなで考え、学習をまとめる。 5 ふりかえりをする。 この中で、2〜4の頭文字をとって「ひとみ学習」を授業の基本としています。 この日、ある学年の算数の授業を参観したところ… ひとりで自力解決する姿 ともだちと考えを共有している姿 みんなで学習をまとめている姿 が観られました。 毎日の授業を児童も教師も大切にしています。 学校たんけん2年生が1年生に対して学校を紹介する「学校たんけん」がありました。 普段はなかなか入ることのない特別教室や職員室、校長室に入ると、1年生も2年生も瞳を輝かせながら微笑み合っていました。 入学式で素晴らしいアトラクションを見せてくれたおにいさん、おねえさんに優しくしてもらい、1年生も嬉しそうでした。 優しく手を引き学校を案内する2年生も嬉しそうでした。 「2ねんせいのおにいさんがやさしかったです」 「2ねんせいのおねえさんにいろいろおしえてもらえました」 2年生も1年前、今の3年生に「学校たんけん」に連れて行ってもらいました。 らいねんは、あたらしい1ねんせいに、みなさんがやさしくがっこうのことをおしえてあげてくださいね。 |
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