全学年新校舎での生活が始まりました。

全員でつくる授業

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5月10日(水)

昨日のある学級の授業風景です。
この日の算数では、複合図形の体積を様々な方法を用いて求める内容でした。
これまでに学んだことを生かして、子供たちはたくさんの求め方を紹介し合いました。
授業が終盤にさしかかったとき、あるお子さんが誰も考えが思いつかない方法を発表してくれました。
「はやく、簡単に」とは決して思えない内容で、その場にいる担任の先生も、授業参観をしている教員も頭の中が「?」でいっぱいでした。
そんな中、あるお子さんが
「その考え、分かります!」
と言って、考えを発表したお子さんと2人でその方法や式を一生懸命に説明を始めました。それでもみんな分からなく、
「うーん難しい」
「どうしてそういう式になるの?」
と口々にしていました。
なんとか伝えたい、という気持ちの2人の姿に胸が熱くなるものを感じました。
2人の説明を聴いているみんなの中に、その考え方を図形に表し、黙々と作業をしているお子さんがいました。
「先生、その式の意味が分かりました」
授業後に担任の先生と何人かがそのお子さんのところに集まり説明を聴くと…
「ああ!そういうことか」
「よく思いついたね」
という歓声があがりました。

算数的なことは別にして、この授業を観て、多様な考えがあること、多様な考えを分かろうとすること、友達と一緒になって思いを伝えようとすること、全員で分かり合おうとすること、それらを経て得られる大きな喜び…
そういったものを感じました。
この授業の続きが、5/11(木)の1校時にあるようです。
どのような展開になるのか、楽しみです。
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