「前を見て、遊ばず帰りましょう」職員室にいると、様々な学年の、様々なお子さんが「今、お時間よろしいでしょうか」と訪れる場に立ち会います。内容は… 「通学路の危険な場所を教えてください」 「通学路にごみがたくさん落ちているのできれいにしたいです」 「校舎内を走っている人が多いので、ポスターを貼っていいですか?」 「階段でふざけている人がいるので、ポスターを貼っていいですか?」 「地域の良いところを紹介したいので、ホームページ上で紹介してもいいですか?」… 等々、様々な「お願い」が寄せられます。 これらはすべて、ドリームタイム(総合的な学習の時間)で子供たちが考え、意思決定し行動にうつしているものです。もちろん、担任の先生の了承を得ているものばかりです。 この日は、これまでと違ってこういった「お願い」がありました。 子供:「先生、帰り道に寄り道をしたり、遊んだりしている人がいます。わたしたちでそれをやめさせたいので、下校のときに、この紙を持って玄関に立ってもいいですか?」 教員:「それは良いアイディアだと思うのですが、それができますか?授業を早く終わらせることはできませんよ」 子供「分かっています。授業が終わったら、ぱぱっと帰りの支度を終わらせて玄関に行きます」 教員「帰りの会もありますね」 子供「帰りの会もぱぱっと終わるように、担任の先生に言います」 すごい決断力と行動力です。 よく聴いてみると、このお子さんたちは5人くらいのグループで、この活動を計画しているようで、順番に玄関に立って注意喚起をするようです。 登下校中に事故がゼロになるように、子供たちの呼びかけが始まります。 |
|