人の心の中に平和のとりでを…
- 公開日
- 2023/08/04
- 更新日
- 2023/08/04
根岸小日記
8月4日(金)
昨日から2日間の日程で行われている 全国小学校道徳教育研究会 第43回夏季中央研修講座 最終日の今日は2本の講演会があり、道徳教育に対する学びを深めました。
1本目は、ロボット研究開発で世界的にも第一線で御活躍をされ、福島第一原発の事故の際には全フロアを走行可能なロボットを無償提供された方から、「不可能は、可能になる」という演目で御講演いただきました。
現在を生きる子供たちに対して、「人それぞれ得意なことは違う。何か好きなもの、心がうごくものを見付けてほしい」、「互いの違いを認め合うことができれば、この世から争いは終わる」というメッセージをちょうだいしました。新学期に子供たちに伝えたいと思います。
2本目は、文部科学省の教科調査官の先生から「よりよく生きるための基盤となる道徳性を養う道徳教育の推進・充実」という演目で御講演いただきました。
令和3年度の道徳教育実施儒教調査の結果や、道徳科の指導の基本的な考え方、評価の捉え方などについて改めて学ぶ場となりました。
2日間、全国から大勢の教員が本校に集い、道徳教育について語り合い、学び合えたことは、今後の本校の教育活動全般に大きな価値を生み出しました。
閉校式では、全国小学校道徳教育研究会の会長を務める本校校長から、ユネスコ憲章前文を引用して2日間の教員研修を締めくくりました。
「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない」
8月は、平和の尊さを改めて考える日が何日かあります。
この2日間の研修で学んだことを、2学期以降の教育活動に生かすことができればと考えています。