避難所生活訓練
- 公開日
- 2023/12/08
- 更新日
- 2023/12/08
根岸小日記
12月8日(金)
この日の夕方、一度帰宅をした6年生児童が再び学校に戻ってきました。
6年生はこの日、ドリームタイム(総合的な学習の時間)で防災について学んでいる6年生は、大規模災害などで本校が避難所になったときのことを想定して訓練を行いました。
ライフラインが遮断された状態では、水の確保など様々な不便が生じます。この日も応急推薦にスタンドパイプをつなぎ、一人一人が水の確保に努めました。
ライフラインが復旧し、校舎内に灯りが戻ったときに…
「灯りがあると安心します」
「普段、当たり前のことがあると安心します」
という言葉が、児童の中から聞かれました。
「当たり前」と普段感じているものが「当たり前ではなくなった」ときに、その「当たり前」の有難さに改めて気付く機会になりました。
炊き出しでは、アルファ米と豚汁を係の児童が炊き出し、一人一人に手渡しました。
自分のことは後回しにして、参加している教員や台東区役所の方の分も準備する姿には心を打たれました。
さらに、残ったご飯をおにぎりにして結び、食べられる人に提供しようとしている姿もありました。
使い終わった家庭科室の掃除をしたり、消毒をしたりする姿もありました。
これらはすべて、教員が指示を出しているのではなく、児童が感じ、考え、選択をしてとった行動です。
どの学年もそうですが、ドリームタイム(総合的な学習の時間)や生活科で活動を続けているうちに、児童は本当に大きく成長しています。
地域を守ろうとしている6年生、頼もしいです。