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3年生ニュース15

公開日
2020/09/10
更新日
2020/09/10

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社会科の「台東区の人々の仕事」の一環として、革製品を扱う工場について学習を進めています。例年は今戸にある「パナマシューズ」さんで見学をするのですが、感染症の状況により見学ができなくなってしまいました。なんとか子供たちに実際の仕事を見たり、働いている人に聞いたりする体験をさせたく、様々な工場に掛け合い、坂本二丁目町会の佐川勉会長の「佐川運動具製作所」さんに見学をさせてもらえることになりました。

工場に入ると革のいい匂いと、立派なミットがずらりと並んでいました。職人さんが使う道具も並べていただき、子供たちは興味深く見学をすることができました。

すべてが手作業のため、手間が掛かったり、すべての工程で工夫をしたりと一つのミットが出来上がるまでに大変なご苦労があることを学びました。平均すると一日3個ほどしか作れないそうです。

工場では、グローブの形になる前の革を見させてもらいました。大きな牛の革で、体の半分の大きさを、必要な形に切りながら縫い合わせるそうです。丁寧な作業が随所にみられる立派なグローブを「すごい」「ほしい」「買いに来よう!!」と話している児童がたくさんいました。たくさん質問に答えていただきありがとうございました。

短い時間でしたが有意義な時間を過ごすことができました。坂本二丁目町会 佐川勉会長をはじめとする、佐川運動具製作所の職人の皆様に感謝を申し上げます。