本日、３年生は区内巡りの校外学習に行ってきました。

午前中は、２つの班に分かれて浅草文化観光センターと隅田川沿いを散策しました。文化観光センターでは、８階まで１８０段を超える階段をのぼりました。のぼった先には、雷門から仲見世通り、隅田川を一望できるテラスがあり、浅草の街並みを堪能しました。社会の授業で、地図を見ながら浅草寺や隅田川の場所を確認していたので、子どもたちは実物を見ることができてうれしそうにしていました。７階では、台東区内の祭りを中心とした催事の写真や区のジオラマの展示を見ました。「地図では、北が上だから…」とつぶやきながら、松葉小学校の場所を確認していました。

その後、川にかかる橋の名前を確かめながら隅田川沿いを歩きました。雷門から浅草寺に続く仲見世通りを歩いた際には、「外国からの観光の人が多いね」「おいしそうなものがたくさん売ってるよ！お弁当早く食べたいな～」という声も聞こえてきました。

浅草神社で参拝した後は、台東区役所の見学に行きました。エレベーターで10階まであがり、屋上テラスを見学させていただいたきました。環境課の方から、ビルの屋上で緑地化を進めることのよさを聞いたり、植えられている植物を観察したりしました。その後は、区役所について気になることを質問したり、教育委員会のある６階を見学したりしました。台東区役所では、約2000人の方が働いているそうです。他にも、気になったことをどんどん質問して、一生懸命メモをとる姿が見られました。

上野公園でお弁当を食べた後は、不忍池のそばにある「したまちミュージアム」に行きました。気温が高い一日だったので、少し疲れたかな？と思っていましたが、したまちミュージアムにつくと、子どもたちは目をキラキラ輝かせていました。3月にリニューアルオープンしたミュージアムの1階には、江戸時代～昭和ごろの家やまちの様子を再現したブースがあり、靴を脱いで実際に道具を触ることができました。ちゃぶ台を囲んでお茶を飲む様子を再現したり、当時の和式便所や井戸を見たりしました。路地の裏側の家には、当時の紙芝居行商の住まいを再現した自転車や道具がありました。現代にはあまり見られなくなった自転車に、大興奮の子どもたちでした。「学校が休みの日にまた来よう！」といっている子もいて、大変気に入ったようです。２階では、関東大震災や空襲を乗り越えながら発展を遂げる浅草の地図や写真などの資料を見ました。ミュージアムの学芸員さんから、関東大震災で火災が多かった理由を聞いた際には、真剣な表情で頷いていました。

朝から濃い１日でしたが、子どもたちの勉強熱心ですばらしい姿をたくさん見ることができました。今日の校外学習を、ぜひこれからの学習や生活に生かしてほしいと思います。