昨年度、創立120周年記念特別授業がきっかけとなり、今年度から正式に教育課程に位置付けた学習です。

６月４日（水）高橋総本店調理道具部での弟子入りの様子をお知らせします。

まず、あいさつと自己紹介から始まりました。好きな食べ物を発表したところが本店舗らしいところです。

次に、本店舗の営業内容に関わる学習をしました。ラーメン屋さんがラーメンづくりに使う道具だと思うものを、店内から探し出してくるというものです。

 とんかつ屋さんがとんかつづくりに使う道具についても同様の活動を行いました。店内をくまなく探して見つけ出していくうちに、緊張で硬くなっていた表情がほぐれてきました。

そして、次は耳で聞いただけではどんな道具なのか想像することが難しい道具を探す練習です。品物のことをよく知らないとお客様に対応することができませんからね。「すいのう」「うどんすき」という道具を探しました。本HPをご覧の皆様は、これらがどのような道具かお分かりになりますか？また、「レードル」の「15」なる商品を2663ページもあるカタログから調べたり、「バリバリサラダ」なる商品の値段をカタログで調べたりして、どんどん商品知識を付けていきました。

さて、いよいよ店頭でのあいさつをさせていただくこととなりました。ここでまた一挙に緊張の面持ちに…

ところがだんだんと場慣れしてきて、板に付いてきました。※写真はお客様（通行人）の顔が写っていないものを敢えて選んで載せています。

あいさつすること自体に慣れてきたら、少し難しいことに挑戦です。お客様が商品を手に取って見た後、商品棚に戻した場合、元の位置から少々ずれてしまうことがあります。そういった商品を探して整えながら、お客様が来たらあいさつするというマルチタスクにチャレンジです。

勇気を出して「何かお探しですか？」と声を掛けることができた児童がいて驚きました。

このようにして弟子入り（体験）の時間はあっという間に過ぎていきました。

最後に質疑応答の時間を取らせてくださいました。いくつか紹介します。

Q：「プチパン」は何に使うのですか？

A：鉄板焼き屋で、鉄板に乗せてソースなどを温めたり調理したりするのに使います。

Q:仕事をする上で気を付けていることは何ですか？

A:まずは自分自身が楽しむことです。仕事は楽しくないと続けられません。私は人と関わる販売の仕事が好きです。お客様の声を一番に聞くことができます。

　みなさんにも、楽しめる仕事をしてほしいです。

Q:レジの所にあったお客様の声はどうやって集めたのですか？

A:お客様から掛けてもらえた嬉しい言葉を、相手の許可をいただいて掲示しています。

こうして、お世話になった高橋総本店さんを後にしました。

帰校後の児童の感想を紹介します。

〇普段見られない器具を知ることができてよかったです。

〇1つのお店でたくさんの道具を使うので驚きました。

〇商品のことを全部頭に入れていてすごいと思いました。

〇今日の経験が将来のために役立つと思いました。

一人一人、仕事に就いて働くことに自分なりの考えをもつことができたようです。

今回の弟子入りの様子は、昨年度同様台東区広報課によって取材のカメラが入りました。JCOMでの放映と台東区公式チャンネル（YouTube）での放映が予定されています。本記事をご覧の皆様、まずは昨年度の様子をYouTubeでご覧ください。「台東区公式チャンネル　松葉」で検索することができます！