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「最高の思い出」日光林間学園1日目

公開日
2024/08/02
更新日
2024/08/02

根岸小日記

絆 支え 楽しむ 考える 生かす 6年生としてやるべきことをやる そして…
最高の思い出
これは、日光林間学園に際しての学年全体のキーワードです。
この7つの言葉とおり、6年生の日光林間学園は87人にとっても、担任や引率の先生方にとっても「最高の思い出」になったのではないでしょうか。

7月29日(月)

夏休みに入り、約1週間ぶりの再会
6年生 日光林間学園は、87名全員が出発式に参加をし、全員の笑顔と御家族の皆様の温かいお支えの中でスタートをしました。
バスの中、扇大橋からは雄大な富士山がその姿を見せ、6年生の出発を歓迎してくれているようでした。この日のために楽しいレクリエーションを考えてくれていたレクリエーション係さん、そしてカラオケの準備をしてくれていた入浴係さんのおかげで、バスの中も楽しい雰囲気でした。

最初の見学地は、だいや体験館でした。お弁当をいただいてから見学をするグループ、見学をしてからお弁当をいただくグループと学年を2つに分けての活動でした。だいや体験館では、最終日に訪れる日光東照宮の1/10模型の見学をすることができました。
五重塔、三神庫、神厩舎(三猿でお馴染みの)、陽明門、唐門、眠り猫、奥宮(御祭神のお墓所)、薬師堂(鳴き竜でお馴染みの)等々すべてが1/10スケールで再現されている光景は圧巻です(眠り猫だけは実物大)。それに加えて係の方が分かりやすく丁寧にそれぞれの建物の由来等を説明してくださり、子供たちは真剣な表情で聴いていました。眠り猫の前での係の方の御説明が大変印象的でした…
「今の眠り猫は目を閉じ、穏やかな表情をしています。それは、現在が平和な世の中だからです。この先50年、どのような世界になっているでしょうか?」
この言葉の意味を「考える」ときの子供たちの表情は真剣そのものでした。
根岸の子たちがつくる平和な世界、実現の日が訪れることでしょう。
美味しいお弁当の御準備、ありがとうございました。

再びバスに乗り込み向かった先は、日光江戸村
テレビ等で見かける江戸の村が再現されている「EDO WONDERLAND」です。当日は栃木県の佐野市で41度を記録した日であり、江戸村のある日光市も大変暑い一日でした。
それでも子供たちは水分補給をしながら、忍者の屋敷や巨大迷路などで楽しんでいました。空調の効いた建物内での見学もありました。また、江戸村中心には川が再現されてあり、子供たちは裸足になって涼をとっていました。中には川の中にいる大きな魚に触れている子もいました。大きなカブトムシを捕まえている子もいました(もちろん、優しく木にかえしていました)。
最後には多くのお子さんが忍者ショーで楽しみ、あっという間の2時間が過ぎました。江戸村を去る頃になると、大変涼しくなっていましたが…。

宿に到着後、引率の責任者の先生とロビーで宿舎の方と打合せをしているときに、階上からは「避難経路の確認!避難経路の確認!」という声が多く聞かれました。日常の学校生活で行っている避難訓練を「生かす」ことができていました。自分たちで今、何をやるべきかを「考え」て行動することができるのはさすがです。
開園式では、3日間お世話になる宿舎の皆様に礼儀正しく挨拶をすることができました。これも日常の学校生活で培ったことを「生かす」ことができていました。

夕食後にはクラスごとにお風呂に入り(温泉です)、日光彫に出かけました。日光彫は「ひっかき」という独特な彫刻刀を使って行います。それぞれ下絵をもとにお盆にデザインしたものを彫ります。最初は手元がおぼつかない様子がありましたが、御担当の先生の丁寧な御指導により、みんなそれぞれが思い思いの作品を完成させることができました。
日光林間学園1日目は、たくさんの保護者の方や職員に見送られての出発、友達との楽しいお弁当、日光東照宮についての知識の体験的な習得、日光江戸村での体験活動・自然体験活動、宿舎の生活のスタート、伝統の業にチャレンジした日光彫体験、そして各部屋で観られた友達との楽しい時間…
6年生全体の、各クラスの、そして各グループでの「絆」が深まる「楽しい」時間でした。