通知文書

「美術館へ行こう」

公開日
2024/09/24
更新日
2024/09/24

根岸小日記

9月24日(火)

台東区で長く生活をしていると
「とび」
という言葉を耳にすることがあります。
「とび」というのは、上野恩賜公園内にある東京都美術館(「都」と「美」)のことです。
この日、4年生の子供たちが「学びのキャンパスプランニング事業」で東京都美術館見学に出かけました。
この東京都美術館で開催されている「大地に耳をすます 気配と手ざわり」という特別展の鑑賞をいたしました。
美術館では、「とびラー」という専属のガイドさんたち、およそ30人の方が出迎えてくださいました。
子供たちの小グループに対して2人の「とびラー」さんがついてくださり。今回の特別展をゆっくりと鑑賞できました。
最初に「てんらんかいさんぽ」といってグループごとの作品鑑賞の時間があり、次に「みんなでみる」、最後に「こじんでみる」という順番で楽しく鑑賞をすることができました。
「みんなでみる」の時間では、ひとつの作品を観て「なにがみえるかな?」「どんな印象を受けるかな?」ということを語り合う活動を行いました。1枚の絵(または写真)の前に座り、じっくりとその作品について語り合うと新たな発見があったり、その作品の作者の人間性などを感じ取ったりすることができました。
「こじんでみる」の時間では、それぞれがお気に入りの作品の感想を書いたり、作品を模写したりして、自由な時間を過ごしました。
この活動で最も素晴らしいと感じたのは、「とびラー」さんの存在です。子供が感じること、思ったことなどを一切否定することなく優しく受け入れてくださり、鑑賞の質が高まりました。みなさん優しい方で、美術館を出発するときには、全員お揃いでお見送りをしてくださいました。
「ビビハドトカダブ」
この暗号、なにを意味するか分かりますでしょうか?
4年生の子供たちはみんな知っています。
ヒントは、上野恩賜公園内にあるものの頭文字です。