学校の様子

令和2年8月24日(月)2学期始業式

公開日
2020/08/25
更新日
2020/08/25

校長講話

「百人一首を覚えよう」
今年は、いつもと違って短い夏休みでした。あまり旅行などにもいけず、自宅や周辺で過ごすことが多かったと思いますが、新しい発見もあったのではないでしょうか。
さて、忍岡小学校では、毎年百人一首の暗唱を行っています。コロナ禍で実際にやることが難しいかもしれませんが、ぜひ、今から800年前ぐらいの日本人が詠んだ歌を覚えてください。今の時代のようにパソコンや車はありません。でも季節の移り変わり、人の心の思いは今に通じるものがあります。その当時の暦は太陰暦でしたので今と少し季節が違います。7月、8月、9月は秋になります。毎日暑くて秋とはほど遠い感じですが、田んぼは黄色一色、稲刈りの季節となっています。
「秋の田の かりほの庵の とまをあらみ わが衣手は 露にぬれつつ(天智天皇)」
という歌があります。この歌は、百人一首の中でただ一つ、農民の姿を詠んだものです。
収穫の秋の田んぼのわびしく静かな風情が伝わってきます。百人一首の一番最初に出てくる歌なのでまずこの歌から覚える人も多いのではないでしょうか。
長い2学期健康に気をつけてぜひ百人一首やいろいろな本なども読んでください。