学校ブログ

きこえとことばの教室より「理解啓発授業」

公開日
2024/07/12
更新日
2024/07/12

学校の様子

「きこえとことばの教室を知ろう」をめあてに、2年生と5年生で授業を行いました。
2年生では、きこえとことばの教室がどんな教室か理解するために、教室についてのクイズをしました。台東区にはきこえとことばの教室がひとつしかないことや、先生と子どもが1対1で学習することなどを初めて知りました。また、パペットの劇で、カエルくんの気持ちを考えました。自分の名前が正しく言えるように発音の練習をがんばるカエルくんをみんなで応援しました。
5年生では、難聴について学習しました。1時間目は、オージオグラムという聴力図を使っていろいろな聴力の人の聴こえ方を体験したり、きこえにくさを補う手段として、補聴器やパソコンテイク、UDトークなどを体験したりしました。2時間目は、場所をきこえとことばの教室のプレイルームに移して実施しました。4種類の職業を声を使わずに伝え合って、仲間を見つけるゲームを行うことで、きこえにくい人の気持ちを想像してもらいました。伝える手段として「口の形を見せた」「空書きした」「ジェスチャーをした」などが挙げられました。仲間を見つけることができた児童は「ほっとした」という感想を、仲間を見つけられなかった児童は「不安だった」という感想を話しました。
理解啓発授業を通して、周りにいる人の立場や思いを知り理解することで、すべての人が安心で安全な生活を送ることができるよう、一人一人が行動してほしいと願っています。この授業で考えたことを今後の学びに生かしてほしいです。