学校日記

アゲハチョウが羽化し始めました

公開日
2023/06/13
更新日
2023/06/13

できごと

大田区立大森第五小学校の子ども達が育てたナミアゲハとアオスジアゲハのサナギをいただいてきました。あとは羽化を待つだけです。本記事を書いている時点ですでに数頭羽化しています。
チョウの仲間はサナギの殻を破って羽化すると、木の枝などに留まってしばらくじっとしています。これは羽を乾かすためです。羽化したばかりのチョウの羽は柔らかく、乾かして固まるまでは飛べないのです。
大森第五小学校では終齢幼虫がサナギになろうとして動かなくなると、幼虫が乗った葉ごと取り除いて割り箸に固定します。こうすると羽化したチョウが割り箸に留まって羽を乾かすことができるのです。

羽を乾かしている間、チョウは一時的に「手乗り」になります。チョウの頭の前に指を出して体にもぐりこませるようにすれば、指先に乗ってきます。小さな命が一生懸命生きようとしている様子を肌で感じることができるのです。松葉小学校の子ども達にも同じことを感じてほしいと思い、サナギをいただいてきました。