新型コロナウイルス感染予防に向けた「水泳指導」の中止について
- 公開日
- 2022/06/07
- 更新日
- 2022/06/07
お知らせ
新型コロナウイルス感染症については、現在、「緊急事態宣言」の発令や「まん延防止等重点措置」の適用はされておらず、東京都における1日当たりの新規感染者数は、20,000人を超えた一時期と比較して大きく減少している状況にあります。
しかしながら、東京都は、5月22日までの「リバウンド警戒期間」が終了した5月23日以降についても、「こまめな換気を行うこと」「混雑している場所や時間をできるだけ避け、3密を回避すること」などの「基本的な感染予防対策の徹底」を都民に対して要請しています。また、「東京都新型コロナウイルス感染症モニタリング会議」では、「感染状況は拡大傾向にないが、警戒が必要である。」と分析をしています。
さらに、現在流行している新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の場合には、感染時は「軽症」で済んでも、後遺症が長引き、生活や仕事に悪影響が出るケースが報告されています。新型コロナウイルスの後遺症を引き起こす原因やメカニズムは、国内外で研究されてはいますが、依然として特定できていない状況にあります。そして、先日、新たな変異株である「BA・4」や「BA・5」は、オミクロン株の「BA・2」よりも、感染力、病原性が高まっている可能性がある、変異することで次第に重症化しなくなるという予想もあったが、そうとは限らないと、東京大学などの研究チームによる発表もありました。
本校では、「健康観察記録表の記録・確認」「サーキュレーターや大型扇風機の稼働」「不織布マスクの着用」「手洗いの時間の設定」「前向き給食の実施」「放課後の消毒」などの基本的な感染防止対策については、レベルを落とすことなく、現在も継続しているところです。
これまでの間、このような状況にあることを踏まえ、スポーツ庁が示す「新型コロナウイルス感染症に配慮した学習活動の工夫」などを再確認するとともに、本校のプール更衣室の状況を踏まえて、本年度の「水泳指導」の実施の可否について検討してまいりました。
その結果、感染リスクを十分に下げた状態で実施できる環境を構築するのが難しいこと、また、十分な環境を構築できない中での実施により、生徒たちの将来に影響を及ぼしかねない事態も想定されることから、現時点では「感染リスクの高い活動は避けるべき」と考え、令和4年度の「水泳指導」を中止することとしました。何卒、御理解くださいますようお願い申し上げます。
★「学習指導要領」では、「水泳の指導については、適切な水泳場の確保が困難な場合にはこれを扱わないことができるが、水泳の事故防止に関する心得については、必ず取り上げること。」とあるため、「水泳の事故防止に関する心得」の指導は行います。
★これにより令和4年度の水着等の販売は行いませんので、御承知おきください。
※本日、生徒の皆さんを通じて配布するお知らせは、「040607配布:新型コロナウイルス感染予防に向けた「水泳指導」の中止について 」として、本校ホームページにも掲載しています。