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「最高の思い出」日光林間学園3日目

公開日
2024/08/02
更新日
2024/08/02

根岸小日記

絆 支え 楽しむ 考える 生かす 6年生としてやるべきことをやる そして…
最高の思い出
これは、日光林間学園に際しての学年全体のキーワードです。
この7つの言葉とおり、6年生の日光林間学園は87人にとっても、担任や引率の先生方にとっても「最高の思い出」になったのではないでしょうか。

7月31日(水)

日光林間学園最終日
どの生活班も当たり前のように時間どおり整列し、当たり前のように宿舎のお部屋を「来た時よりも美しく」を合言葉に清掃をする。
あるお子さんが
「来年来る今の5年生のために、宿舎の方に『根岸小学校はいい学校だな』と思ってもらいたいです」
ということを言ってくれました。
まさに「6年生としてやるべきことをやる」です。
閉園式では、宿舎の方にお礼の言葉をお伝えし、3日間お世話になった皆様とお別れをしました。帰り際に宿舎の方に
「こんなに礼儀の正しい学校は初めてです。元気で気持ちの良いお子さんたちですね」
という御言葉をちょうだいしました。もしも、来年度の日光林間学園もこの宿舎であったら嬉しいですね。6年生が「6年生としてやるべきことをやる」結果でした。

3日間お世話になった宿舎を出発して先ず向かったのは日光山輪王寺でした。ここでガイドさんと合流し、各クラスごとに日光東照宮の見学が始まりました。
そして驚いたことに、根岸小学校が到着したときには同じ台東区内の小学校が1校いたのみで、一般観光客も少なく、ゆったりと見学をスタートさせることができました。
1日目のだいや体験館で丁寧に詳しく説明を受けていたおかげで
「五重塔の屋根の裏側の垂木に違いがあるね」
「神厩舎の三猿は他のものと合わせて人の一生なんだよね」
「この先が陽明門で、その先に徳川家康のお墓があって、江戸城(現在の皇居)に向いているんだよね」
「眠り猫の裏側には雀がいるんだよね」
等々、学んだことを実際に体験することができました。それでも、ガイドさんのお話はおもしろく、みんな興味深そうに聴いていました。
五重塔、三神庫、神厩舎、陽明門、眠り猫、奥宮、鳴き竜
すべて見学を終えて、子供たちは大満足の様子でした。

日光東照宮の見学を終えて向かったのは観光センターです。
大切な家族のために御土産を購入します。
実はこの御土産の購入も大切な学習の場です。
限られた予算の中で、相手意識と目的意識をもって経済活動の実地を行う大切な学習の場です。
「先生、日光の名物はなんですか?」
「湯葉はどれが美味しいですか?」
「あと100円残っているのですが、どうしたらよいでしょう?」
「いつもお世話になっている主事さんに御土産を買っていきます」
たくさんの思いがあり、たくさんの優しい行為が観られた御土産の購入が、日光林間学園の最後の活動でした。

学校に帰ると、たくさんの保護者の方や教職員が笑顔で6年生を出迎えてくれました。
帰校式では引率主任の先生から、班長・保健係・食事係・生活係・入浴係・バスレク係に向けて、それぞれに温かい言葉がかけられました。その言葉の最後には必ず「ありがとう」という言葉が付け添えてありました。これは、すべてのお子さんが自分の係の仕事を頑張ったから、この楽しい3日間があったということを意味しています。全員がんばりました

日光の伝統の業に触れた1日目
雄大な男体山や華厳の滝といった日光の自然に包まれた2日目
そして、荘厳な日光東照宮を見学した3日目
6年生の子供たちは、この3日間で友達や先生との「絆」を深め、「支え」合い、日常の学校生活で学んだことを親元を離れた地で「生かす」ことができました。
そして何よりも友達や先生と「楽しみ」、学校を離れた場所だからこそ「6年生としてやるべきこと」を「考え」行動した3日間でした。

保護者の皆様、地域の皆様
宿舎の皆様、旅行会社の皆様、各施設の皆様
台東区教育委員会の皆様
日光林間学園挙行に際しまして、温かい御支援と御配慮をありがとうございました。

6年生のみなさん、残りの夏休みも安全に、楽しく過ごしてください。9月2日に学校で会いましょう。
「最高の思い出」大切にしてくださいね!