学校ブログ

黒門の研究(9月)

公開日
2024/09/22
更新日
2024/09/22

学校の様子

 今年度の校内研究は、「WELL-BEINGな社会の実現 〜学びが変わる!学校が変わる!個別最適な学びを実現する生活科・総合的な学習の時間の授業づくり~ 」を研究主題として研究を進めています。

 9月11日(水)は、3年生の研究授業がありました。3年生は、総合的な学習の時間に、「上野公園たんけんたい」という学習をしています。

 今年度から、どの学年も1年間で1単元について学習することとし、より深い学びとなるよう研究を進めています。

 3年生は、1学期から上野公園たんけんを何度も繰り返してきました。上野公園にはたくさんの魅力があることを知った一方で、「ゴミが落ちている」「餌やり禁止なのに餌をあげている人がいる」などの課題も発見してきました。さらに、「上野公園のよさをもっとたくさん知ってほしい」「公園を大切に使ってほしい」という公園管理課の方の願いや、朝早くから清掃をしている清掃員の方の存在に気付き、よりよい公園にするために、公園内にポスターを掲示することにしました。

 研究授業では、ポスターに書く内容を決めるために、みんなで話し合いました。「清掃員さんは朝4時頃起きて、5時半頃から働いていること」「桜の木が800本も植えられていること」など、これまでの学びの中から伝えたいことを選び、意欲的に話し合っていました。また、「僕の出身の国では、桜がないよ。外国人観光客が多いから、桜のことを絶対伝えたい。」という1人の発言に、みんなで驚き、みんなで共感していた素敵な場面もありました。子供たちも先生も、互いに大切に思っていることが伝わってきました。

 「分かりやすい学習活動が子供を主体的にさせること」「子供の思いを聞きながら進める先生と、互いに大切に思う学級の魅力」など、今回の研究授業からも、たくさんのことを学びました。

https://www.taito.ed.jp/swas/index.php?id=1310219&frame=frm5e5b3271059c2