学校日記

生き物好き、集まれ!〜カマキリの子ども達〜

公開日
2023/04/21
更新日
2023/04/21

できごと

いつも生き物を大切に飼育・観察しているお子さんが、今日も何か連れてきてくれました。
それは…「カマキリの幼虫」です。冬に公園で卵塊を採取して見せてくれたのを覚えています。暖かくなってついに孵化したのです。

カマキリのメスは秋に卵を産みます。卵は白い泡のようなものに包まれていて、木の枝などにからめるように産み付けられます。泡は乾くと固くなり、枝にしっかりとくっついて下に落ちることはありません。これを卵塊(らんかい)といいます。雨風にも耐えられます。カマキリは卵の状態で越冬するのですね。

春になって暖かくなると、100匹以上の幼虫が卵塊を破って出てきます。もう成虫と同じ形をしています。まるでミニチュアのカマキリです。成虫は怖いと感じたとしても、幼虫はかわいいと感じる人が多いのではないでしょうか。

朝、正門前で観察しているとどんどん子ども達が集まってきます。みな異口同音に「かわいい」と言って観ています。松葉の子ども達には、生き物の活動に季節を感じるとともに、命を大切にする心情を培っていってほしいと思いました。