学校日記

スズムシを育てて

公開日
2022/09/09
更新日
2022/09/09

校長室から

2学期が始まりました。まだ、暑い日は続きますが、夜に吹く風や虫の鳴き声に秋を感じます。
8月の終わりに、『台東すずむしの輪』のリーダー、唐鎌崇行様に「学校でスズムシを育てませんか。」というお話をいただきました。私は厚かましくも「できれば、1・2・3年生の各クラス、それから玄関にもいただきたいのですが。」とお願いすると、ご快諾くださり、なんと100匹以上も分けてくださいました。また、9月1日にスズムシを持ってきてくださった際には、担任の先生方にていねいに育て方を教えてくださいました。
翌朝、子供たちと一緒に飼育ケースにスズムシを放すと、休み時間になるたびにケースの回りには子供たちが集まります。
「スズムシを見て、気が付いたこと、考えたことがあったら書いてね。」とケースの近くに『スズムシカード』を置きました。早速たくさんのカードが校長室に届きました。
「バッタのようにジャンプ力が強かった。」、「ナスのうらにずっとついているスズムシがいた。」、「だっぴした後はまっ白。3びきだっぴした。」、「ご飯を食べているのがかわいい。」、「羽を立てて鳴いている。どうして羽を立てるのかを調べてみたい。」・・・実物に触れることで、たくさんの気付きや疑問が出てきます。
理科の学習にもなりますが、スズムシを飼ってその鳴く声を楽しむという日本の文化にも触れることができます。
これからしばらくは、校舎にスズムシの声が響きます。それとともに、子供たちはたくさんのことを学んでいきます。『台東すずむしの輪』の唐鎌様に感謝します。