学校日記

学芸会 『自分のからをやぶる』

公開日
2022/09/30
更新日
2022/09/30

校長室から

『からを破って、最高の演技をしよう』
今年の学芸会のスローガンです。各クラスの意見を基に、代表委員会で話し合って決めました。私は、『からを破って』という言葉がとても気に入っています。とても素敵なスローガンだと思います。
児童朝会で、『からを破る』ということについて2つのことをお話ししました。
1つは、はずかしがらずに大きな声を出すこと。
授業中、クラスで発言するのもなかなかできない子も多いです。それを、200人以上もの大勢の前で、みんなに聞こえるように堂々と声を出すのは難しいです。まして、コロナ禍。2年以上もの間「マスクを取ったら大きな声を出してはいけません。」と指導されてきた子供たちが、大きな声を出すのは難しいです。
2つめは、苦手なことにチャレンジして、まさにからを破って新たな自分に成長すること。
特に高学年にはこれを期待しました。ついつい自分の限界を決めてしまい、それ以上のことにはチャレンジしない子供も多いです。学芸会は『役』を借りて、新たな自分を表現する良い機会です。役になりきるとともに、自分も成長してほしいと思いました。

上の写真は、3週間前。どの学年もまだ覚えていない台本片手に、棒立ちでセリフを読むことしかできていませんでした。でも、たった3週間後のリハーサルでは、大きな声で気持ちを込めてセリフを言い、相手のセリフを聞いて場面に合った動きをし、からを破ることができていました。普段、自分の意見を言うのが苦手な子も、精いっぱい演技し、成長することができました。子供たちの成長に、拍手を送ります。